物理特化型ストライダーのススメ
ドラゴンズドグマダークアリズン、黒呪島の3周目以降(最も敵が強化されている状態)をハードモードでプレイし終わる所までやった。
しかし、一番難しい状態であるはずだが。育成も終わり黒呪島産の装備も揃ってしまうと正直言ってヌルゲーであった。強敵ラスボス裏ボス全部蹂躙してしまった。
そんなヌルゲーになるほどの火力を引き出せた『物理特化型のストライダー』をオススメしたい。
物理特化型ストライダーとは?
ストライダーはドラゴンズドグマの初期ジョブ3つのうちの一つで弓も使える物理アタッカー職。これを物理攻撃力を可能なかぎり伸ばしたキャラで運用するのが『物理特化型ストライダー』だ。
このゲームの物理攻撃ではダガーが最強であるという意見は多数派だと思うのだが、ダガーが使えるジョブはストライダーの他にもレンジャー・アサシン・マジックアーチャーと揃っている。大弓主体でダガーが補助に変わるレンジャーや、魔法職でありダガーでも魔法攻撃スキルが主力のマジックアーチャーはともかく、ステータス成長が物理攻撃偏重で強力なカウンタースキルや補助スキルも併せ持つアサシンは世間でも有力な『最強ジョブ』であろう。
そんな状況でストライダーを推す理由が、ストライダー固有のスキル『断頭台Ex』だ。
超火力の近接攻撃スキル:断頭台Ex
ストライダー固有のスキルである断頭台。小ジャンプからの縦回転で多段ヒットの高速回転切りを繰り出す技だ。まぁスキルの使い勝手的には、よろけ誘発力もモーションの誘導も弱いから、しがみつきで出せる百裂斬りの下位互換だよなというイメージである。
しかしこの断頭台、断頭台Ex*1まで来ると化けるのだ。Hit数が伸びたのか単純な威力が伸びたのかわからないが、とにかく恐ろしい威力になっている。空中で発動するとアビリティ:空撃が乗るので余計に他の攻撃スキルと威力の差が開く。壁殴りなら百裂斬りという固定観念が破壊される。
その威力はとんでもなく、黒呪島のラスボスや道中の大型敵(各種ドラゴンの強化系も含む)もヒットすると弱点以外でもゴリゴリHPを削り、弱点に上手く当てようものならHPバーの下の点がもりもり減っていく様な威力である。弱点が胸にあるドラゴン系などは腹に潜って断頭台Exしてるだけで敵が死ぬ。
しかもスキルのモーション時間は短い。スキルの総威力も凄いが、発動にかかる時間の短さや出の速さといったアクションゲームにおいて重要な部分も優れているのだ。
はっきり言って、他の攻撃手段と比較して単純威力、単位時間あたりの威力、モーションの使い勝手、どこを見てもずば抜けている「壊れスキル」と言っていいだろう。
断頭台Exを輝かせるいぶし銀:蹴り踏みEx
ただ断頭台Ex、敵へのよろけ誘発力や吹き飛ばし力がほぼないため、敵がスーパーアーマーでゴリ押ししてくると逆にねじ伏せられてしまう。
また地上から出すと低空で発動させるので大抵のボスの弱点に届かないし、空撃も乗らない。ジャンプから出せばいいのだが、大型ボスの弱点でよくある顔には届かなかったりする。
そこで活躍するのが蹴り踏みExだ。
蹴り踏みExもストライダーの固有スキルで、簡単に言うと飛び蹴りだ。ヒットすると敵を踏みつけて高く飛び上がる、アスレチック攻略用の曲芸的な扱いを受けていた技である。
しかしこの蹴り踏みもExで化ける。
蹴り踏みExはヒットで小型の敵を打ち上げる能力を持っており、つまりどんな敵でも小型なら問答無用で拘束して空中に打ち上げてしまう訳だ。しかも敵と自分双方が空中に浮いているこの状態で断頭台Exが発動できる。このため蹴り踏みEx→断頭台Ex(空中発動)というコンボが容易に決まる。
黒呪島の魔法使いな敵にはよろけ耐性が高くプレイヤー側でも使う超高威力呪文(ヴォルテックスレイジやロックビートなど)をぶっ放してくる強敵がいる。しかし蹴り踏みExなら一発で敵を打ち上げるので簡単に魔法詠唱を中断させられる。その上で断頭台Exが繋がるため瞬殺可能。
他にも物理職でもやたらめったらタフで盾を交えて手堅く戦う強敵(スケルトン系)がいるのだが、こちらも適当に蹴り踏みEx当てるだけでポンポン打ち上がるので、空中断頭台Exでとどめを刺すだけの簡単なお仕事となり下がる。
他のジョブでは脅威度が高い敵が瞬殺できるザコへと変わる訳だ。コレは強い。
大型敵相手だと流石に一撃で打ち上げる拘束効果は無くなるが、高くジャンプできるため大抵の大型敵の頭くらいまで飛び上がるのが容易となる。空中断頭台Exをエルダーオーガやゴアサイクロプス(囚人じゃない方)の頭にもりもり当てられるため、マジメに戦うと割りと手間取るこいつらも瞬殺可能となる。
断頭台Exの火力はすさまじいが、運用上の強さはこの蹴り踏みExと合わせることで発揮されると言って良い。断頭台Exと蹴り踏みExは一つの指輪に付いているものがあるので、ぜひ狙って欲しい。
その上、弓が使える
ストライダーは弓職なので弓が使える。
遠距離物理攻撃手段として、弓は大弓に劣るため弓を主軸に戦うなら大弓が使えるレンジャーであるべきだ。よってストライダーはダガーを使って攻めるべきである。
とは言え、弓がないと手強い相手や面倒な相手はいくらでもいる。特殊矢という絡め手まで使えることを考えると、ストライダーの強さは弓の寄与も大きい。
高空に飛ぶタイプの敵や辺鄙なところに物理攻撃以外が通らないメダルを配置する面倒な某モンスターなどをあしらえるのは魅力的である。
降らし撃ち
ストライダーの他に弓が使えるのはアサシンであるが、アサシンの弓スキルよりストライダーの弓スキルの方が火力の点で優秀だ。その優秀さの根拠がこの降らし撃ちだ。
着弾点を指示すると、そこへ降り注ぐ矢の攻撃判定が生まれるスキルであり、上手く使うと正面を向いている敵の後ろや上を攻撃することが可能な便利スキルである。が、それ以上に降り注ぐ矢の数が多く、面制圧できることもあわせて火力が出せる点が素晴らしい。
飛び上がったドラゴンなんかは他のスキルで狙うよりこの降らし撃ちで頭や翼(やワイバーンなら背中の心臓も)をまとめて撃って叩き落としてやろう。
このスキルもExがあるそうなのだが、自分は残念ながら指輪を手に入れられなかったので未体験だ。しかし、降らし撃ち2の状態で十分に強さは発揮していた。
連なり射ち+爆裂矢
弓の汎用スキルである連なり射ち*2も大事だ。
ぱっとAIMして撃つならクセのないこちらのほうが降らし撃ちより狙いやすいというのもあるが、特殊矢を合わせて使う時に特殊矢を一発で5本まとめて撃てるというのが大きい。というのも、ドラゴンズドグマダークアリズンにで最も硬い敵であるデス。そのデスを駆除するのにこの連なり射ちで爆裂矢を打ち込むのが有効なのだ。断頭台Exを当ててもちょろちょろとしかHPが減らないとんでも野郎であるデス。爆裂矢をまとめて撃ちこめば流石にガンガンHPゲージの下の点が消えていく。爆裂矢は重いためデス狙いでアイテムを揃えておかないといけない面倒さはあるが、デスをカモれるというのは大きい。
育成の仕方:基本的にほぼアサシンの状態でLv∞を目指す
ストライダーは全てのステータスが少しずつ伸びる万能型なので、レベルがカンストするまではストライダーではなく、攻撃力がもりもり伸びるジョブであるアサシンを選択する。
理論上の最高物理攻撃力を目指すならLv10までファイターで、Lv10になったらLv11になる前にアサシンに転職しないといけない。無印だと領都にたどり着くまでLv10に抑えるのは工夫が必要だったが、ダークアリズンだと黒呪島に行けばすぐジョブチェンジできるためそれほど難しくはないだろう。
ただまぁ、そこまでカリカリしなくても大丈夫だと思う。
自分は今回、ウォリアーで遊んでた時間がそこそこあったので理論最高値である900ちょいより100ほど低い800ちょい程度の物理攻撃力となっているが、それでも黒呪島Lv3クラスのダガーをきっちり強化して装備すると額面の攻撃力は3200を超えていた。この状態だとハードモードの黒呪島三周目が最初に書いた通りヌルゲー空間となる。
物理攻撃力は高いほどいいが、それほどしゃかりきにならなくてもノーマルモードの黒呪島2周目まで(つまり、普通のプレイヤーがプレイする範囲)なら十分過ぎる威力が出るのではなかろうか。
物理特化だと魔法職は事実上できなくなる*3ので、物理攻撃力と魔法攻撃力の両方が高い*4状態を目指してもいいかもしれない。その場合でもハードモードの黒呪島3周目で通用するかはわからないけどね。マジックアーチャーやミスティックナイト、ソーサラーなんかでも遊びたいなら魔法攻撃力も上げた方が楽しいよ。
アサシンでの戦い方
ストライダーをおすすめしているエントリであるが、事実上のプレイ時間はほとんどアサシンになるだろう。物理特化で育てるというのはそういうことだ。
そんな訳でアサシンの使い方を書いておこう。
アサシンの武器はカウンター
アサシンの強さは物理攻撃力が伸びること、それに尽きるのであるが。それだけだと紙装甲でしんどいだけだったはずだ。しかし実際のアサシンは自分から敵陣に突っ込める強さを持つ。その強さを支えているのがカウンタースキルである。
片手剣では無心斬、ダガーでは流し暗殺、二つのカウンタースキルがアサシンにはある。どちらも発動させると暫く受けモーションとなり、その間攻撃を受けると無敵になりながら自動反撃するという強烈なスキルだ。
無心斬は無心斬2まで伸ばさないと無敵がつかないが、無心斬2だと無敵付きカウンター攻撃を範囲攻撃として放てる。敵に囲まれてる状態でカウンターを決めると敵陣をまとめて薙ぎ払えるので爽快なプレイができる。
流し暗殺は最初から無敵が付いているので1の状態で使える上に、実はカウンター受付時間が長い。モーションの時間はすぐ終わるのだが、流し暗殺を一度入力したら一切他の行動の入力(左パッドの移動含む)をしない限りカウンター判定が残り続ける。このため他のカウンタースキルやジャストガードを上手く使えないプレイヤーでも簡単にカウンターを決められる。流し暗殺で敵の攻撃判定の発生タイミングを覚えると無心斬やジャストガードも上手くできるようになるだろう。
またダガーだと構え直しという強力なスキルも合わせて使えるため、ぎりぎりまで敵を攻撃しつつ敵の反撃直前で構え直し→流し暗殺という真似もできる。敵の攻撃を食らってしまった時も構え直し→流し暗殺で強引に反撃しつつ離脱という真似も可能。
片手剣なら固有スキルの爆炎線とえぐり突きも強力
アサシン固有のスキルである爆炎線とえぐり突きも強力だ。
爆炎線は地面になんか埋めてその後でもう一回スキルを使うと地面に剣を突き立て火花を走らせ埋めたナニカを炸裂させてあたり一面を爆破させる炎属性の攻撃だ。これの威力が結構高く、爆炎線2をダウンしたドレイクの心臓付近でぶっ放すともりもり敵のHPを削れたりする。Exもあって、爆炎線Exだと動作が全体的に早くなり、効果範囲が広がり、威力も上がるので更に使い勝手が増す。敵の真ん中でぶっ放してまとめて吹き飛ばしたり、敵が突っ込んでくる前に埋めておいて罠として使ったり、と便利なので上手く使いたい。
えぐり突きはしがみついてる時に敵に剣をぶっさしてグリグリするとても痛そうな技だ。ダガーの百裂斬りの様な運用が可能なため、片手剣でしがみつきからの弱点集中攻撃という真似が可能となる。こちらもExがあり動作速度と威力が上がったよーな。
爆炎線とえぐり突きのExもセットでついてる指輪があるので手に入ったら使ってみて欲しい。
自分がどう運用していたか参考までに
自分は基本的にはダガーと弓のスタイルだった。
ダガーなら流し暗殺と構え直しの併用で近接防御は問題ないし、百裂斬りがあるのでしがみつきからの弱点攻撃もできるので大型も問題なくさばける。
これに弓をあわせて遠距離攻撃をカバーすれば大抵の状況はさばける訳だ。弓は連なり射ち・しじま射ち(狙撃スコープスキル)・仕込み痺れ矢(スローを入れるスキル。錆びた弓使うならいらないが他につけるものもないしなー)をつけていた。
ただかなり早い段階(黒呪島の一周目攻略中)に爆炎線Ex+えぐり突きExの指輪を引いたので、片手剣もよく使った。構え直しがないから雑には攻めれないが無心斬も十分強いし、爆炎線Exで範囲攻撃もできるからザコの群れの処理はダガーより早いくらいだ。
あと、盾はカウンターのおかげでいらないとは言え、盾惹きが使えるためPTの総火力が足りず戦闘が長引く段階では後衛を護るために盾を背負ったりもした。この場合は盾惹きで敵を呼んでカウンターか爆炎線(先に埋めておく)という感じで運用していた。
グリフィンを倒したい時も地上に呼ぶために盾惹きがあるのは楽。
ある程度育ったらレベル上げはデス狩りが楽
ハードモードは経験値が多いので祝福の花*5を持っていればもりもりレベルが上がるのだが。それでもLv100を超えてくるとレベル上げもダルい気分になる。特に140超えるとなかなか上がらないし。
なので経験値がものすごく多いデスを乱獲してさくさくレベルを上げたい*6ところだ。
デスを乱獲するなら一周目黒呪島の『血も涸れた獄舎』後半水路部分での確定スポーンを使うのが楽だ。
一周目の黒呪島だと『血も涸れた獄舎』に『覚者の隠れ家』か『忘れ去られた広間』側から出入りすると水路部分に侵入したところでデスが確定でスポーンする。*7水路へ飛び降りるショートカットから行くと効率よくデスと会える。
自分の場合、戦神のお守りを4つ重複使用してからの爆裂矢装備で連なり射ち2連発という単純な方法で2回に1回デスを殺せる感じだった。ノーマルモードなら1回で殺しきれるかもしれない。どちらにしろ他の方法*8より圧倒的に早くレベルをカンストまであげられるだろう。自分の場合、この方法に気づいたのがLv140を超えた後だったので不明だが、割りと早い段階からこの方法は通用するのではなかろうか。殺すまでに倍の4回かかるとしても他の手段とは比較にならないスピードでレベルをあげられるはずだ。
完成した物理特化型ストライダーで暴れよう
こうしてアサシンでLv∞まで持って行ったキャラでストライダーをやれば断頭台Exでもりもり敵を倒せるだろう。蹴り踏みExや百裂斬りも上手く交えて敵を蹂躙しよう。初見で死ぬほど苦労した黒呪島ラスボスもドロップ狙いで乱獲できる程度の雑魚となるはずだ。ドラゴン系もお手の物。
ただし物理攻撃ではダメージが全く入らないリビングアーマー(鎧破壊後)やレイスなどは無視するかポーン任せか、になる。ソロで敵を殲滅して攻略、ってのはできない。残念。
スキルとアビリティ構成
最後にメモとして自分のスキルとアビリティ構成を残しとく。
ダガースキル
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百裂斬り2:しがみつきからの攻撃用。ゴアサイクロプス囚人型やダイモーン第二形態なんかは断頭台Exを上手く当てれないので使っていた。できるだけ百裂斬りじゃなく断頭台Exを使うのがストライダーのコツとは思うが、上手く行かないこともあるのでね
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断頭台Ex:ストライダーの強さを象徴する火力スキル。基本的にこれをぶっ放せばいい
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蹴り踏みEx:小型はこれで簡単に打ち上がる。アスレチック攻略にも。しがみつき百裂斬りの時もこれで飛び上がってから捕まると素早く上の方へいける
弓スキル
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連なり射ち2:便利なので。爆裂矢との併用でデスを殺すのにも
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降らし射ち2:ストライダーでの弓主力スキル。Exが欲しかった……
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爆ぜ射ち2:無印の時に上手く使うと強かった記憶があったのでつけていたが、結局使う場面が無かったなぁ。とは言え他につけるものもないので。降らし射ちより照準が難しい
アビリティ
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奮迅:物理攻撃力1.2倍。物理職ならとりあえずつける
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猛攻:物理攻撃力1.1倍。物理職ならとりあえずつける
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修羅:夜間だけ攻撃力1.2倍、ついでに防御も20アップ。無印より弱体化してるがやっぱり有用
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空撃:ジャンプ攻撃の威力向上。数字を把握してないままだったが断頭台Exの底上げに
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握撃:黒呪島追加アビリティ。しがみつきの攻撃力UPで百裂斬りの時のボタン連打作業時間減らしのために。めんどくさいし
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筋力:所持重量+10kg。Sサイズだったのでこれがないと荷物が持てない。very lightを維持しておかないと移動が遅すぎてダルいし戦闘も機敏にできないしね
*1:黒呪島で取れるスキル強化の指輪を装備することでスキルとして覚えられる断頭台2が強化された状態
*2:汎用スキルなのでアサシンでも使える
*3:マトモな威力が出ないので黒呪島では実用にならない
*4:理論最高値は両方600オーバーじゃなかったかな
*5:プレイヤーキャラの幼なじみ、キナ絡みのサブクエストで運搬を依頼されるアイテム。持ってるだけで戦闘での獲得経験値2倍、ただし丸2日経過で枯れる。贋作屋で完全な複製(贋作がつかない)が可能で、18万という金額を踏まえても複製して常に所持しておく価値があるアイテムだ
*6:ハードモード+祝福の花でデスを倒すとカンスト直前でも一度にLvが4つは上る
*7:『退路なき修練所』側からだと死体湧きのエルダーオーガがスポーンするのでデスがスポーンしない。注意
*8:オフラインのウルドラゴン乱獲、など