装備選択に関するあれこれ
空母の話は新しくかいた続きのこちらで→ 装備選択に関するあれこれ2:対空装備と空母編 - 絶賛墜落中の空中遊園地
現状、最大の興味は個々の装備の意義とその構成だ。この件は現状の仕様だとなかなかわからない、わからないので手探りである。
基本
個別の装備について
火砲
火力値は艦の値と装備の値の合算が素直に攻撃力として計算に使われている感触だが。戦闘中の表示で火砲を積んでるとどの砲を使ったかきちんと表示されている以上「どの砲で攻撃したか」は重要である可能性が高い。
実際、ダメージの数値のばらつきはともかく、バラつき方(分散)に関してはプレイヤーが見で見ぬくしかない(想定されるパラメーター、全部固定して変化を見たい項目だけ動かすって、さすがに無理でしょう?)訳で、じっと戦闘中の挙動を見ているわけだが……なかなか、ねぇ?
ということで確かなことは言えないのは当然として、仮説として組み立てるに足るだけの蓄積もないのだが。プレイ中の感触として以下の様なことは感じている。
- 46cm主砲と41cm主砲だと火力値の差以上に実際の与ダメージに差を感じる
- 3号砲と20.3cm主砲も実際の与ダメは火力値の僅かな差異から納得できない差を感じる
- 20.3cm主砲と15.5副砲。表示されるスペック上有利なのは15.5副砲のはずだが、実際には副砲だけの時より主砲と副砲を一門ずつ積んだほうが与ダメージが安定しているようにみえる。主砲複数の命中低下は今更言うことではないだろうが、副砲複数の場合は装甲貫通(と便宜上呼んでるそれっぽいパラメーター)が落ちている?
- 軽巡は20.3cm主砲と15.5cm主砲と15.2cm主砲だと、どれも大差がないように感じる。つまり、20.3cm主砲が一番火力が上のはずだが、それだけの差を感じない。火力が一番低い15.2cmでも特別弱く感じない。もしかすると命中の分有利? こちらも装甲貫通能力で差がある?
- 駆逐も10cm高角砲とB砲だと10cmの方が優秀に見えるが、実際に使うとB砲のほうが有効なダメージを出すようにみえる
攻撃は単に当たったかどうか、ではなく
- どの部位に当たったか
- その攻撃は効果があったか(装甲で止まった、とか、あまり意味のない部位を貫通した、とか)
- 攻撃の結果さらに敵に被害が生じたか(装甲を抜けてバイタルパートに甚大な被害、とか、弾薬庫なりに誘爆して大被害、とか)
位のことは判定していると思っているが、砲の種類はあった攻撃が有効になるかどうかについて大きな影響を持つ、ように感じている。
火力値の割に有効なダメージを出す砲は装甲を抜きやすい砲、位のイメージを持っておくといいのかもしれない。
砲弾
徹甲弾は火力値が上がることより、実際の与ダメで大ダメージを与えるシーンが増える効果のために使う。硬い敵が増えてくる海域ではかなり大きな効果が感じ取れる。
素の火力に不安がなく徹甲弾が装備できる大和型と長門型は積極的に装備したい。
航空戦艦は火力の低さと相談しつつ。
三式弾は対空装備の方で。
魚雷
雷装値も装備と艦の値の合算がそのままダメージ計算に使われている印象。
雷撃可能艦でも魚雷を積んでいると実際の雷撃ダメージは雷装値の差以上に与ダメに差があるように見える。
性能は艦首魚雷が突き抜けて優秀。五連酸素と四連酸素の差も表示されてる数値以上の差は感じる。命中が効いてるのか、有効打になるかどうかの判定が内部で違うのか……?
甲標的は夜戦では存在しない扱いになる、ってのは有名だろうけどついでに明記。
タービン
缶とタービン。一つだけなら缶だけのほうがもちろん良い(表示されてる数値の通り)。しかし2つ積むなら缶2つより缶とタービンの方が良い印象。
どちらにしろ、敵の命中が過多な夜戦海域じゃないと缶やタービンの効果は実感しづらい。レベルとレベル上昇で上がる艦の素の回避値の影響が大きい?
電探
32号と14号は強力だ。駆逐の場合、33号も馬鹿にできない差を感じる。
ただ、他の電探は……艦隊防空しているようにみえる21号は14号がない間は役に立つだろうが、32号を6個揃えようとするとその間に10個以上でる14号の下位互換にあまり存在意義はないだろう。
14号は秋イベのレポからも読み取れる通り、艦隊で一人持つだけで敵の航空攻撃が無力化されるレベルの能力がある。強力。
他のエントリで書いたことがあるが、対水上艦艇への命中も、32号と14号の両方を乗せると向上しているようにみえる。徹甲弾が積めない金剛型や、重巡・航巡は大型電探2つ載せで昼の火力がかなり安定する印象。
対空砲
個別防空と艦隊防空、という話は今更することではないだろう。対空装備は艦隊全体を守るものと装備した艦だけを守るものの2種類がある、と言うのは少しプレイすれば誰でも気づく。
噴進砲や8cm高角砲が艦隊防空かは怪しいが、14号と同時に持たせれば14号のお陰か艦隊防空しているように感じる。10cm高角砲と三式弾と12.7cm高角砲と46cm主砲は艦隊防空。三式弾は効果が安定しないが、効果が最大に発揮されると強力なのも確か。
どちらにしろ、防空艦として動かす艦には対空砲と合わせて14号は持たせたい。駆逐が10cm高角砲を保つ場合は14号が積めない関係で自分を守るので精一杯程度に考えたほうが良い。
艦載機
正直、序盤の火力源と3-3と5-2の羅針盤要員としてしか空母の出番がない昨今。あまりマジメに調べてる訳じゃないが雑感をいくらか。
艦爆と艦攻
開幕航空攻撃は低難易度海域じゃないと有効打にならないので気にしない。
砲撃ターンは流星改と彗星甲でトントン。スツーカもおそらく似た感じ。
どちらにしろ開幕は格下相手じゃないとあまり通らず、砲撃ターンは命中が安定せず、夜戦で動けずボーキを消費する空母系はあまり使い道がない。
この状況が延々と続くとは思わないのでミッドウェー海域が来たりしたら何かしらの方法でまた空母は輝くとは思うのだが、現状だと母港で憩ってもらうしかないな。
艦戦
烈風と紫電改二、対空値は1しか違わないが実際の効果はぜんぜん違うように感じる。ただ、対空も対空砲と電探で完全な防空が可能なのでボーキを消費する上に攻撃力には寄与しない艦戦をわざわざ使うために空母を出すことはない。
偵察機
彩雲のT不利をなかったコトにする効果は有名。
もう一方の偵察機である二式艦上偵察機は、どうやら彩雲と同時に艦隊に存在すると艦隊全体の命中回避を上昇させてる(図鑑にそれっぽい示唆はある)ようだ。これが二式艦上偵察機の特殊効果なのか、偵察機自体が持つ偵察フェーズでの普通のボーナスなのかは不明。
一方の水上機はというと。
水上偵察機は、序盤に素の索敵がたらず索敵成功できない時だとまぁ有用。それ以外はスロットの無駄。
水上観測機は先日のUI改変の時に間違って解体してしまったので検証は他の方に任せます……
対潜装備
三式水中探針儀と三式爆雷を揃えよう。数値は三式水中探針儀の方が三式爆雷より優秀だし、実際にソナー3積みの方がダメージも出てるように感じるが、他の装備での様子からソナーと爆雷は両方持っていたほうが有利になる要素はありそう。ヨ級潜水艦flagshipを相手にする時は爆雷も持たせたほうが良い……かも?
ちなみに艦の対潜値はダメージへの寄与が1/5、装備の寄与は2倍(具体的に言われている計算式は(艦船の対潜/5)+装備の対潜*2+25)なのでざっくり言うと装備のほうが艦の値より10倍効いてるイメージでよい。
対潜値の高さで差別化されている五十鈴改二とベールヌイが不遇な仕様。
具体的な装備例
最近はこんな感じで使うことが多い、という例。装備は基本的に臨機応変に変更していくべきだが、現状の通常海域では細かく入れ替える必要性はまぁ殆ど無い。
戦艦
徹甲弾が積めるなら徹甲弾優先。大和型と長門型は素の能力と相まってかなり強い。大和はこのレベルでこの装備だとHP満タンの戦艦flagshipや鬼くらいなら一撃で沈めることもある。強い。
徹甲弾を積めない金剛型は電探2積み。14号を積むことで46cm主砲の持つ艦隊防空効果もかなり強力に発揮される。金剛型改二は素の火力も結構良くなったので対水上艦艇でも侮れない強さ。
航空戦艦は徹甲弾積めるものの火力が低すぎるので46砲2積みにしている事が多い、がまだそれほど運用していないのでどちらが良いかは検討の余地あり。
巡洋艦
重巡は電探2積み。せっかく14を積むので艦隊防空の高角砲を副砲に。このくらいのレベルで5-1や4-4程度だと敵の戦艦・空母・重巡のflagship以外は溶かすように撃沈する。
通常の3スロ軽巡は一応主砲を20.3にしないようにしつつ連撃装備。軽巡を出すのはほとんど対潜のためなので三式ソナーは乗せっぱなしが多い。
夕張は4スロ軽巡ということで連撃+対潜装備。対潜攻撃力が足りてる時はスクショの通り噴進砲を積むことが多い。装甲が低いせいか、4-4、5-1、5-2辺りで14号持ちの防空艦が他にいても一人だけ開幕航空攻撃で中破大破することがママあるので。
駆逐
一人だけ夜戦攻撃能力が駆逐の域を飛び出す夕立改二は連撃装備固定。当然B砲を渡す。それ以外は戦艦flagshipの装甲に歯がたたないのかカスダメになることも多いので雷撃カットインを狙うことが多いか。対空が不安なときは10cmを持たせることもあるし、命中が十分ならその分他の装備をもたせたりもする。夜戦海域なら缶優先。
通常海域だと羅針盤要員+対潜要員ってことも多いので漣みたいな装備で運用することも多い。
装備はきちんとすべて数を揃えておこう
艦これの仕様として、狙った装備をすぐに用意するのは難しい。
装備は開発で入手するか、さもなくば艦の初期装備と改装した時の装備を剥がすかしか入手方法がない(ランキング報酬で配られる、ってのはさすがに個々で勘定したら怒られるだろう)。どの方法もすぐに狙った装備を用意できるものじゃない。
同じ装備を複数積むとペナルティがありそうなので、どの装備も6あればとりあえず足りる事になる。複数積みたい装備(46cm砲や艦載機やソナー)はもう少し数を揃えておきたいか。とにかくできるだけレア装備はなくてもいい、などと言わずに開発レシピも回数やるのを日課にしたい。
装備開発も艦これの内政面「戦力蓄積」の重要な手段だ。手を抜かないほうが良い。
装備の効果はマスクデータの多さゆえなかなか客観的に説明しづらい
ここまでのこと、同じようなことを感じれるくらいやってる人以外は「胡散臭い」と思われたはずだ。客観的な証拠がないのだから当然だ。
そのため、おそらくWikiやまとめサイトの類でこういった話はやりづらいと思われる。そのせいで装備に関しては自力でゲームを攻略する習慣がない提督はよくわからないまま適当にやっているのではなかろうか。漫然と準備していると結果も漫然としか受け止められないので、その分判断が鈍ると思う。
この辺、うまい作りだなと感じると同時に、もう少しだけメカニクスを理解しやすくしてほしいな、という話は先日のエントリでしたので繰り返さないが、現状はとにかく自力でプレイして理解するしかない。
wikiなどを見てプレイするスタイルを否定する機は毛頭ない(ゲーム慣れしてないと辛いはずだ)が、普段は攻略情報に頼っている人も一度そういったものは忘れて自力でいろいろと試行錯誤するとわかることが増えるのではないだろうか?
艦これはシングルゲーゆえ、人の話は話半分に聞くくらいがちょうどよかったりもする。客観的に説明が難しい要素は装備の効果だけじゃないので、少し自分であれこれするのはプラスになるはずだ。
以上でざっと現状の装備に対するあれこれは書いて置けたか。まだ正直文章化するような段階ではない内容(見える、だとか感触だ、だとか印象だ、だとか主観にも程がある)だが、一度書くと思考が整理しやすいのでメモ的に纏めておく。
未来の自分にてんでわかってないと追記でツッコミを受けられれば幸い。