絶賛墜落中の空中遊園地

大地とキスするまでに遊び倒せ

初めてギター買う人へ

初めてギター買う人、に自分が思うことを放言してみる。

ロックスミスをオススメしまくってる訳だし、このブログ見てる内にギターを買おうという気になる人が発生する確率は0ではないだろうから。

『ギター』はエレキとする。エレキではなくアコギがほしいという人、ゴメン、アコギのことはわかんない。他をあたって欲しい。

『初めてギター買う人』は完全な楽器未経験者かつ周りにアドバイスや物の譲渡や貸出をしてくれる経験者な知人がいない人とする*1。そんな状況下だからこんなエントリ読もうとしている訳だろうし、ね。

予算の決め方

まず、予算の決め方。

これはあなたが出していいと思う金額の最低値で良い。

「いくらぐらいがおすすめか」とか「最低限いくらぐらい出すべきか」みたいな議論、よく見かけるが。未知の分野の買い物なのだから、買う当人が出す気になる範囲で予算を切るのが手っ取り早い。

いくらぐらい出せばどの程度のものが手に入るのか、そしてどの程度のものが自分に必要なのか、そんなことは経験を溜めないとわかんないって。

ので、自分が出していいと思う金額をさっさと決めよう。

買う段階で悩むより、1秒でも早くギターを入手して実際に弾くべきというのが自分のスタンス。

予算が5000円未満の人

市場に新品でこの価格帯で売ってるギターは多分ないと思う。

それ以外の方法でどうにかするか*2、予算をもうちょっとだけ増やすか、ギター弾くのを諦めるか、どれかが選択肢になる。

予算が1万円未満の人

市場には意外とこの価格帯で販売されているギターがある。それなりに選べる程度にある。

個人的にギターを買う段階で悩むよりさっさと買って弾くべきと思っているので、予算はここまでとはっきり決めたなら買えるやつから好きなのを選ぼう。

選び方は後述。

予算が3万円未満の人

個人的にはこの価格帯までがいわゆる『安ギター』かな、と思っている。

3万弱まで出すと『買った時点でギターとして致命的な問題点を抱えてるもの』をつかむ確率がだいぶ下がる、という印象が自分にはあって、それなりにお金がある人に予算の決定から投げられた場合はこのくらいをとりあえず回答することにしている。

選択肢も豊富なので予算以外まったく考えてないと決めるのに苦労するだろうけど、選び方は後述。

予算が10万円未満の人

『全く知らない未知の趣味』で『初めての買い物』かつ『全く買い物対象の事情を知らない』って条件下でこの予算をポンと出せる人には、

本気で欲しい物を躊躇なく買おう

とだけお伝えしたく。特別欲しいギター、欲しくなったギターがあるならこんなエントリ読んでないでさっさと買おう(そして弾こう)。

特別欲しいギターが具体的に頭にない状態なら、後述のギターの選び方を読んで、実際に楽器屋に行って色々見て、価格帯ごとのギター、その現物を実際に目にして、それから改めて考えてみて欲しい。

とりあえず最初の一本は予算を絞り、改めて色々と分かってから欲しいギターを決め、残額をその予算に回す、というのも個人的にはおすすめ。

予算が10万円以上の人

『全く知らない未知の趣味』で『初めての買い物』かつ『全く買い物対象の事情を知らない』って条件下でこの予算をポンと出せる人には、

本気で欲しい物を躊躇なく買おう

とやっぱりお伝えする。

それにソリッドギターで最もコストパフォーマンス(価格対性能比)が良い価格帯は10万円台であると考えている*3。だから、この価格帯なら予算による妥協なしにお勧めなギターを挙げることも可能である(このエントリの趣旨は具体的な商品名を挙げることじゃないので書かないけど)。

ともあれギターを知らない人でも知ってる定番のブランド品も買える価格帯だし、フェンダーストラトギブソンレスポール、みたいに欲しいギターが明確にあるならそれ買おう。

全くギターを知らない人の最初の一本で、特別欲しいギターが具体的にない状態、なら。楽器屋で熱心で親切そうな店員を探し、その人に『弾きやすくて』『音色の幅が広く』『初心者でも扱いやすい』ギターを勧めてもらうのがいいかな、と思う。その中から見た目で気に入ったものでも買って下さい。

ただ、いきなりこれだけ出せるなら。少しギターに関して知識を持ち、自分でこの価格帯で買う初めての一本を選定できる状態になってるほうがいいのでは? とやっぱり思う。高いギターの価値は安いギターと比較して実感することで理解しやすくなるし。もし特別欲しいギターがないんだったら、予算はある程度までに押さえて一本目を選ぶことも選択肢に入れて良いと思う。

もちろん「たかだか数十万くらい端金」という方は気にせずテキトウになんか買って下さい。

ギターの選び方

選び方、と銘打ってこういうことを書くのは恐縮であるが。

見て欲しくなったものを買おう

最初の一本に関してはこれに尽きると思う。

初めての一本なのだから、とにもかくにもこれから始まる人生初のギター生活、即ちギター修行という苦しい道のりを、楽しく、自然に湧き上がるやる気によって、乗り切るべきだ。

であるからにして『誰かに勧められたからとりあえず買ったギター』ではなく『欲しくて堪らないから衝動に任せて買ったギター』を所有するべきだ。

ギターの機能上の要請

で話を終えると『特別欲しいギターが具体的に思い描けていない人』が困ってしまうと思うので、衝動的な話から離れて『楽器として、演奏する道具として、ギターという工業製品に要求される能力』について少し触れる。

音が出ないと話にならない

ギターは楽器である。つまり弾くための道具。よって音楽を演奏するための最低限の条件というものがある。

まず大前提は音がなること。ジャックにシールドケーブルをさしてアンプにつなぎ音を鳴らそうとして音がならないギターがあったらそれは不良品である。新品でそんな状態のものを売る店はないはずだし、仮になにかの手違いでそんなものが手元に来ても、どんな店だろうと返品か交換には応じるはずだ。

また、音がなっていても。

開放弦の状態で弦がビビってマトモにならないならそれは「音が鳴っていない」のと同じだ。開放弦ではぎりぎり何とかなってもフレットを押さえていったらそうなる場合も同様だ。

この場合も明確に不良品であるから販売店に抗議すべきだ。

が「トラスロッドを回してなんとかして下さい」と言われた場合は調整の問題ということになるので(その程度の調整もやらずに販売した店舗は良くない店であると記憶しつつ)後述する調整の話を見て欲しい。

音程が合わないと話にならない

次の段階は『音程とリズムがプレイヤーの意図通りに操れること』である。

ギターはリズムに関してはプレイヤー次第でどうにでもなる*4のでなにを選んでも問題がないが、音程の方はギターに依存する。

機能上要請されるのは以下の点になる。

  1. 開放弦のチューニングが合うこと
  2. オクターブチューニングが合うこと
  3. フレットを押さえたら適切な音程で鳴ること
  4. 以上の状態が維持できること

個人的見解では以上の条件を満たせないギターは『ギターの形をしたナニカ』である。壁に飾るインテリアにしかならない。

この条件をみたすために必要なことは……

  1. まともな弦、ナット、ペグ、ブリッジが使われている
  2. フレットが適切に打たれている
  3. トラスロッド、ナット、ブリッジが適切に調整されている
  4. 以上のことを定期的にチェックする

だと思う。

この内、ギターを買う段階で満たせていないとどうにもならないことは

  • ペグとブリッジがマトモか
  • フレットの位置が正しいか

ここでトラブルを抱えてるギターを買うとギターを構成する部品の中で割と高額なものを交換することになり、安物買いの銭失いになってしまう。

全くの初心者がこの2点を確かめるのは難しいと思う。

が、自分の知る範囲だとチューニングが合わない原因になるようなペグやブリッジを載せたギターを2015年現在で売ってることはあんまりない気がする*5し、フレットがズレて打たれているってこともまずないと思う*6

ので、新しいギターを買ってきて音程関係で致命的な問題がある場合は調整さえ何とかすれば大丈夫、だと思っていいだろう。

調整がしっかりした状態でギターを買うコツ

ギターは安いものほど調節に手が掛かる。正確な状態にしづらく、正確な状態を維持しづらいのが安いギター、だと思ってくれて構わない*7

ギターを買う時に熱心で親切な店員を探して相談に乗ってもらうことをお勧めする理由のひとつに、新品を購入する時ならついでに初期調整をきちんとやってもらえる可能性が高いから、というのがある。流石に初心者に渡すのも気がひけるほどはっきりとチューニングがズレ、異様に弦高が上がっているギターをそのまま渡すことはないと思いたいところだが、完全な初心者がいきなり買うと言った場合や通販の場合、初期調整をサボったまま商品を渡される可能性がママある*8。ので、熱心で親切な人に受け取る前に調整までお願いしてしまうと言うのは1つの手。一緒に新品の弦を買って「張って調節までやってくれ」と言えばトラスロッドオクターブチューニングくらいはやってくれるんじゃないかなぁ。店員が暇そうな時に買うのも大事ね。

もう一つ店員に上手く力を貸してもらう手筋としては店員にギターを試奏してもらうってのがある。初めてのギターを買うあなたに試奏しろと無茶ぶりはしない。だが、ギターを売ってる店員なら代わりに試奏してくれと言われたらたいていは試奏してくれる。ので、そうやって店員に候補のギターを弾いてもらって店員が弾きにくそうにしたものを避ける、という手がある。直接「弾きやすいか?」と毎回聞いて、弾きやすいと回答されたギターだけを選定する手もある。こういうのもやっぱり店員が暇そうな時間じゃないと頼めないので時間帯は上手く狙いたい。

また、実店舗で買う場合は調整をしてもらえる、だけじゃなく調整の仕方を教えてもらえるのも大きい。どちらも確実ではないが、熱心で親切な店員に余裕のある時間帯で頼めば可能性は高い。なんならそうしてもらえる店を探してそこで買うって手もある。

通販は個人的にオススメしません

ここまでの話を見て、じゃぁ通販で買ったら駄目なのか? と思われると思う。安いギターは通販で普通の値段より少し安く売ってる所が見つけやすいから、なおさら最安値の店で買いたいという欲求が湧くだろうし。

しかし、自分は最初の一本に関しては実店舗で買う、正確には実店舗で店員に相談しながら買うことを強くおすすめする*9

どーしても通販で買いたいという人は。

通販でもちゃんと(安いギターでも)調整して販売してくれる店はあるし、そうだと明記しているお店も多い。それに買う前に初期調整をしてもらえるか(ついでに新品の弦を張ってくれるか)尋ねることはできるはず。

そうやって調整済みのギターが買えるよう、気を使うべきだ。ちゃんと調整されたギターが手元に来る、それが最初の一本である、ってメリットは計り知れないので。この点はギター自体の値段より気にして欲しい。

調整に不安があるギターを手にした場合は素直にリペアショップに頼もう

さて、色々あってあなたの手元に調整不足、あるいは調整不足の疑いがあるギターがやってきた場合について話をしておこう。

この場合、調整の仕方を始めるのがセオリーかも知れないが。

自分は調整を自力でやらずリペアショップに頼むことをお勧めしている。特に都会に住んでる人は行動圏内にリペアショップがある確率が高い。高くても6千円くらいで(安いと数千円)初期調整はやってもらえるはずだ。安いギターをうっかりおかしな状態で受け取ってしまった人はギター本体の価格と調整の費用を見比べて嫌がるかもしれないが、勉強代と思って見てもらうのを個人的には勧める。

ついでにそのギターの評価も聞けるだろうし。まともなリペアマンなら全く弾けない初心者が最初の一本として買ったギター(そうだと伝えておくべき)なら初心者が聞いて助かる話を選んでしてしてくれるだろうし。簡単なメンテならやり方も教えてくれるはず。

どーしてもお金が出せず自力で調整をしたいという場合は、ネットを探せば

とかまぁ探せば出てくるので、それが正しいのか、そして自分で調節した結果ギターを正しい状態にできたのか、疑心暗鬼になりながら頑張って欲しい。

ある程度の範囲なら確かにそこまで難しい話でもないので、各種調整の意味を理解できる程度にちゃんと考えて丁寧にやればまぁできなくはないと思う。それもまた良い経験だしね。

選び方結論

新品のギターを買うという前提なら

  • ちゃんと調整されたギターを買おう
  • その為に調整して売ってくれる店で買おう(通販の場合は特に注意)

とにかく調整してあるギターを手に入れることを予算にかぎらず気をつけて欲しい。

その上で買うギターを特別思い浮かべられないなら

  • 店員にアドバイスを貰おう
  • 店員に試奏してもらって一緒に選ぼう

と店員の協力を仰ごう。通販でも店に問い合わせたらアドバイスをくれる店だってあるはず(そういう店は良い店である確率も上がるだろう)。

店員に選定を丸投げする場合は

  1. 弾きやすくて
  2. 音色の幅が広く
  3. 初心者でも扱いやすい

ことを条件に挙げればいいだろう。先に予算を切ってからこう尋ねれば予算内では最善の選択を(ある程度店の都合も織り込まれてはしまうだろうけど)教えてくれるはず。

あ、ロックスミスで遊ぶ前提の人なら

  • パソコンやテレビの前でプレイするのでノイズに強く
  • 変則チューニングを多用するのでチューニングを変更しても大丈夫

という条件もセットにしておくと良いよ。

終わりに:目的はギターを買うことや所有することではなく弾くこと

色々と方言したけど。

ともあれ初めてのギターを買うって人に伝えたいのはギター弾くの楽しいよ、だからとにかくやる気が出た内にギターを手に入れて弾いてみようよ、ということだ。

その為にギターを手にする前にあれこれ悩むよりとにかく手に入れよう、という趣旨で話をさせてもらった。

その上で今どきの新品ギターなら調整さえすれば最低限楽器として使える状態になるはず、という考えのもと、調整済みのギターを手に入れることに気を使って欲しい、という話をした。

調整ってのはホント大事なので、初めての一本を買う人こそ意識を向けてほしいなと思う。いくらのギター買うか、どこのメーカーのギターを買うか、より大事なことよ、ホント。

んじゃ、あなたが最初の一本をさっさか手に入れてギターライフを楽しむことを祈ります。

 

 

P.S. 最初の一本に中古をオススメしない理由

書き忘れてた。中古をオススメしない理由を説明しとく。

と言っても上記の流れでだいたい察してもらえたと思うけど……

  • 中古=製造時期が古い:ギターのパーツが問題になるレベルで劣化している可能性がある
  • 中古=使用済みの楽器:使うことで劣化する部品が要交換状態で売られている可能性がある
  • 中古=玉石混交:値段と実質的な中身が吊り合わない不当な価格で販売されている可能性がある*10

ってことで。調整さえば使えると言った(最近生産されて国内で販売されている一般的な)新品のギターと違って、調整したところでどうにもならないギターである可能性が無視できない程度に上がってしまう訳だ。

状態に納得できる、あるいは不当な価格のものを判別できる、そういう人なら中古はコスパがいいものを買えるので悪くないのだけど。

  • 初めての一本を
  • 一切の知識・経験なく
  • 全く誰の手助けも受けられない状態で

買う場合は中古を避けるべきだ。

ギターは車なんかと違って酷いものを買ったからといって命の危険があるわけではないから、これも経験と言って「個人の自由」と言ってしまっていいかもしれないけれど。あと良心的な中古屋さんを不快にさせてしまっただろうけど。

それでも、最初の一本が

弾きやすく、不要なストレスがなく、弾くことに集中できるギター

であるというのはとても大事だと思うんだ。ギターがおかしいなんてしょうもない理由でギター弾くのが嫌になって挫折するなんてバカバカしいにも程があるし。ギターを楽しめたはずの人が一人減るのは損失だと思うし。

 

P.S.2 ギターの価格帯とギターの質の大雑把な相関(めっちゃ個人の偏見)

独断と偏見(謙遜してるんじゃなくて、まごうことなき独断と偏見だって意味よ。全くアテにせぬよう切に願う*11)でギターと価格帯の大雑把な相関を書いてみる。

ちなみに値段は定価じゃなくて実売価格。セールとかの価格じゃなくて、普通のチェーンの楽器屋でついてる値札の話。

  • ~1万円:品質に不安あり。品質の絶対値ではなく、そのブレが心配という意味(調整すれば弾ける程度のものがほとんどだとは思うけど、地雷が混ざってそうですっごい心配)。まともなのに混じって凄いやばいのが混じってても初めての一本だとヤバいギターだと気づけないかもしれないからなぁ。と言ってもこの価格帯のギターを実際に弾きまくった事がある訳ではないから、その程度の話とは思って欲しい。でもソリッドギターの製造コスト考えたら人件費安いところで色々妥協して作ってもこの価格帯に収めるのは無茶な気がするんだよなぁ……*12
  • 1万円~2万円:ギターの知識があればそこそこのものを見つけられそう。初心者の場合はやっぱり変なもの掴まされないか少し不安(でも2015年現在の新品なら生産メーカー(「販売メーカー=ブランド」ではないのがポイント)を選べばだいたい大丈夫じゃないかなぁ、とは思う)。たまーにこの価格帯にうっかり品質のばらつきが高品質側に振れすぎてコスパが良すぎるものがあって、だから安ギター界隈が熱いみたいって話は前述の通り。自分はあんま詳しくないから(ry
  • 2万~4万円:3万前後なら流石に変なものはあんまりない気がするので、全くの初心者が誰からもフォローされないって前提でお金があるならこのくらい出すことをとりあえずお勧めしてる*13。が、実際に今時のこの価格帯のギターに詳しい訳じゃないので(ry
  • 4万~6万円:廉価ブランドのカタログ上位モデルと中堅ブランドの安いモデルが混ざる価格帯。質のバラ付きが大きいけどコスパがいいもの(と自分が思うもの)を買えると満足度が高い買い物ができる。国産が混ざってくるのもこの辺りからだよね?
  • 6万~9万円:中堅ブランドの主力に、有名メーカーのOEMメーカー(生産工場)の自社ブランドが混ざってくる。現在の自分だと最低限このくらいの価格帯のギターが欲しいかなぁ、って思ってる。国産以外でも人件費が高い国(アメリカとか)のギターも混ざってくるはず。
  • 10万~15万円:有名メーカー主力が並ぶ。この辺でギターの質に関して評判がいい工場のギターは安定してマトモって印象がある*14
  • 15万~30万円:高いかなぁと思い始めるけど、10万ちょいのギターとの差額が納得できる良いギター(欲しいギター)がいっぱいある価格帯でもある。この辺のギター手に入れたら弾きやすさにしろ出音にしろもうギターのせいにはできないと思うな
  • 30万円~:高すぎる。(一応、手作業の割合を増やしたり、木材の品質を上げて歩留まりを悪くしたり、高価なパーツを選択したり、と言ったことでギターの価格が相応に上がってる場合、価格自体は理解できる。理解できるが、ソリッドギターで30万超えは機能対価格比でやっぱり納得できないかなぁ、個人的に。後、ギターの性能と関係ない要素のせいで値段がつり上がってる「高い値札をつけること自体で商品価値を上げてる」タイプのブランド品が混ざってるので、その辺でも悪いイメージがあるね)

 

*1:経験者なら自分の経験を優先すべきだし、頼れる知人がいるならネット越しの有象無象の話よりそちらのアドバイスを優先すべきだ

*2:中古(店で買うか人づてで譲ってもらうか)を購入するってことになるだろうか。ただ5000円未満で売ってる中古を最初の一本にするのはリスキーだと流石に思うのでオススメはしない。しない理由は後述するのでそれ読んでも踏み切るチャレンジャー以外は止めておきます

*3:20万円超えたらコスパ的には疑問符が付き始め、30万超えたら高すぎる、というのが自分の意見。工業製品であるソリッドギターは30万超えたら駄目だろう、ということ。異論は認めるし、別に他人が高い価格帯のギターを買うことになにか意見がある訳でもない、ということは付記しておく。たぶんビンボー人である自分の僻みも含まれてるだろーし

*4:正確にはデジタルな機材を扱うとレイテンシという問題が絡んでくるのだが、今は初めてのギター選びをしている人向けに話をしているつもりなのでこの件には触れない

*5:一応申し上げておくと、ここでいうチューニングが合うってのは大雑把な、楽器未経験者の感覚ですら問題になるほど酷い外れ方はしない、程度の意味だ。厳密に合わない楽器に不満を抱ける時、厳密に合う楽器の価値が分かる時だろう、と自分は思うし、わかんないうちはそこまでピッチの良いギターってオーバースペックだと思う

*6:工作機械の普及のおかげである

*7:ところがどっこい安いくせにこの辺の観点から見ても価格帯が上のギターより良いギターが紛れてることがあったりするから安ギター界隈が盛り上がってたりもする。製品の質にばらつきがあるのもやすい工業製品の常で、ギターは金属パーツはともかく木部は材料から品質がばらついてしまうのでどーしても安いものは最終的な質に幅が出得る。がこの話を掘り下げると完全に別の話題なのでこれ以上触れない。後自分、この界隈に詳しくない……

*8:熱心な楽器販売員の方に怒られるかもしれないが、しかし実体験上、撤回する気になれない。あなたのような方がほとんどだと良いのですが、ホントに

*9:通販だとホントとんでもないのを送りつけられる可能性があるしなぁ。高いギターを買っても調整に関して無茶苦茶な状態で送られたこともあるし。もちろん安いギターを通販で買ったら丁寧に新品の弦を張って調整済みの上で届けてもらえたこともあり、ピンきりなのだけど。初めてで「調整不足」のリスクを過剰に負うことはないと思うんだ

*10:特に楽器屋以外で売られている(リサイクルショップとか)場合は店での保存状態なんかも合わせて考えると超リスキー

*11:じゃぁ書くなよと思われただろうが、全くその通りですね、ゴメン。でも書きたくなったので、与太だという前提で読んで欲しい

*12:ちなみにン十年前に自分が初めて買った「ギターの形をしたゴミ」はこの価格帯だった。今はともかく当時はこの価格帯は酷かったよ……

*13:ン十年前に自分が初めて買ったまともなギターはこの価格帯だった。今も持ってるし今でもちゃんと弾けるよー

*14:現在の自分のメインギターはこの価格帯