ボッチのための一人バンドによる一人ジャムセッションごっこ講座!?
楽器を一人で黙々と弾いてると、そのうちつまんない気がしてきて良くない。いや、自分一人の演奏で完全なる音楽を表現できる技術の持ち主ならそうでもないのだろうけれど、まだまだ発展途上の一人としてはそういう極限のことはわからない。
ともあれ、演奏技術に大きく制限がある状態で、一人で表現したい音楽をやり切るのはきつい。やっぱり誰かと一緒に演奏したい。そのほうが楽しいし。
とはいえ、それほど弾けるわけでもないのに人とやるってのもかなり勇気がいる。やっぱり場数を踏んである程度の自信がないとなかなか人前には出ていけない。
ということで、一人でジャムセッションごっこをするため、一人バンドをやってみよう。
DTM できるなら自分以外のパートを打ち込んだバックトラックを色々と作れば好きな様に楽しめる。とはいえ、楽器を弾く人すべてが DTM をやっているわけでもない。どうする?
実は、ネットで探すとジャム用のバックトラックっていっぱいある。それを使えばいい。
例えば、これとか。
Funky Blues Backing Track (C) | 120 bpm - YouTube
こういうのに合わせて、ジャンルの常套句をひたすら繰り返すだけで楽しい。
ん? 常套句とか知らない? ジャンルの常套句を集めたフレーズ集的な教則本っていっぱいあるから探してみるといいよ(鍵盤なら以前紹介したこれとか)。
できるだけ単純なフレーズを覚えて、それを自分なりに曲に合わせていくようにしたら色々と勉強になるし、単純に楽しい。リズムいじったり、音足したり引いたり。色々と思いつくままに工夫してみよう。
他にも有名な曲なら特定のパートを除いたマイナスワントラックなんかもある。そういうのに合わせて練習すればフルバンド(それもプロの本気の演奏)と合わせて練習することになる。人の演奏を聞いてそこに上手く入っていくってやっぱり難しいし、楽しい。せっかく楽器触ってるのにその楽しさに触れないままってのはもったいない。
自分の体が思わず動くような、ノリたくなるようなバックトラックを見つけよう。
それに合わせて練習するだけで、ずっと楽しい時間が過ごせるはずだ。
とても大切な弦交換
ギターは弦楽器だから、弦の状態がしっかりしてないとまともな音が出ない。正しく弦を張り、きちんとチューニングをし、初めて楽器たる。ギターを買ったばかりのころは弦なんて錆びるまで使ってオッケー、などと思っていたが、それは大変な誤りだ。錆びる前に弦はあっさり死ぬ。弦がまともじゃないとまともな音は出ない。消耗品だけどけちっていい部分じゃないのだ。子供の頃はお金もなかったから仕方ないかもしれないけど。
そんな訳で弦交換の話。
弦の劣化ってなにが原因だろうか?
一つは、弦自身にかかるテンション。弦は基本的に張った瞬間から張力がかかり続け劣化していく。だからまったく弾いいてなくても、張ってから一定の期間がすぎれば死ぬはずだ。
もう一つは、弾くことで与えるダメージ。ギターを弾くってことは弦を痛めつけると同義だ。バシバシ弾くし、有機物の手でベタベタ触ったりこすったりする。金属には力学的にも化学的にも大変つらい環境だ。弾けば弾くほど弦は痛むはずだ。
ということで弦をいつ交換すべきか? には二つの指標が考えられる。
- 張ってから経過した期間
- 張ってから演奏した時間
どっちに引っかかってもアウト。
具体的にどのくらいか、は議論の余地があるだろう。
1の条件はギターと弦によって違うはずだし、2の条件はプレイヤーごとに違うはず。
自分は経験上、張ってから1ヶ月以上経過してから弾く時と、張ってから20時間を超えて引く場合は張り替えることにしている。
ちなみに張るのはダダリオな事が多い。安いしまともな弦だし密閉されてパッケージングされてるし。ほんとは弦でも音色の追求をすべきなんだろうけれど、モノグサなのでやる気が出ていない。ギターとアンプとエフェクターで音作りを詰め切れたと確信する日が来たら気にしようと思う。
あと、エリクサーに代表されるコーティング弦は長寿命をうたってるけど。錆びにくいだけで他の条件は普通の弦と変わらないはずだから特に寿命は変わらないのではないかと思っている。少なくとも自分はコーティング弦なら他の弦より長く張っても寿命が来なかった、という経験はない。錆びにくいだけだと思う。
もし弦自体の素材や構造が普通と違ってひっぱりに強いコーティング弦が存在するなら長寿命のものもあるのかもしれないが、聞いたことはない。
もし手汗がひどかったりするせいで普通の弦だと寿命が来る前に弦が錆びる人がいたら、そのような人には有益だと思う。
最後に。弦をまとめ買いしたら温度や湿度の変化がなく、直射日光が当たらない場所に保存すると良い。一般のご家庭で該当するのは冷蔵庫の中だ。湿度も温度も意図的に管理しないとガンガン変化してるので、他に該当する場所がある人はあまりいないだろう。
(間違っても弦をよく冷やすと音が良くなるなどということではない)
弦はどうもギターそのものに比べて軽視しがちだが、弦楽器たるギターにはとても大切なモノだ。あなたのギターの弦にも気を配ってやって欲しい。
Fender Locking Tuner の状態は良好
Fender MexicoのFSR Standard Stratocaster HSSに取り付けたFender Locking Tuner は現在もいい感じだ。アーミングが気兼ねなくできるし、弦の交換は楽になったし、音に悪影響もなし。と言うか特に変化はないと思われる。
Fender のアーム付きギターを買って ペグが Locking Tuner じゃない人は無条件で交換していいと思う。自分でやるなら安ギターにも惜しくない価格だし。
取り付けはFenderのモダンモデルならポン付けなので簡単。
ポストの高さは3つずつ2種類入ってて、低いほうが高音弦側、高いほうが低音源側。テンションの関係ね。ストリングガイドが要らなくなるかどうかはギター次第、セッティング次第、あなたの好み次第。
取り付けの様子はネットで動画を探せば不明点もなくなるはず。
Schaller Locking Tuner Fender Standard ...
ただ、自分のギターがポン付けでいけるかはちゃんと確認してね。Fenderの工場で作ってるギターならほとんどいけると思うけれど。当然、Fender Japanはダメのはず。あとヴィンテージレプリカみたいなモデルもダメだと思う、たぶん。
ちなみにそもそもロック式ペグってなんのためにつけるのかというと、ポストの巻きつけを最小にするため。アームを使った時のチューニングズレ原因の一つがポストでの弦の巻き緩み。アーム使った時に弦が緩んで戻る過程で状態が変わるからチューニングが変わってしまう。で、ロックペグなら弦を張る時、巻く前から限界まで弦を引っ張っておけるので巻き付けは最小限にできるから、この巻緩みを最低限に抑えられるわけだ。
ただものぐさな自分にとっては弦交換が楽になったのが一番のメリットかもしれない。
ともあれ、交換は自分で簡単にできるし便利になるしアーミングも使いやすくなる。Fender Locking Tuner オススメです。