絶賛墜落中の空中遊園地

大地とキスするまでに遊び倒せ

BF4、始めました

さぁて、久方ぶりの対戦FPSである。堪能しようか。

 

ベータは結局BF3.5な印象でピンとこなかったBF4だが。既に国外では発売日を迎えておりBF畑での評価の高さから購入を決意。BFは3からの新参もいいところだが、objFPS原理主義者なので本来のBFの系譜を上手く現代的なFPSに仕上げたと言われるBF4は肌に合う……といいなぁと思ったので(最後弱い

 

で、実際に昨晩3時間弱ほど遊んだ感じだと。

面白かった。良かった。

 

グラフィックはGTX660なのでそこまで上げられないが、それでも十分楽しめる程度になった。濡れた道路の質感なんかちょっと驚いた。

が、それより何より、動的な部分がすごい。

例えばヘリが撃墜されて吹き飛んだ時の挙動。結構物理演算がこってるみたいで、アクション映画のワンシーンみたいに吹き飛んでいくヘリが視界に入った時は驚いた。

他にも地形が破壊されていってどんどんマップが最初のと違うものに変わっていくのが面白い。ちょっとやそっとの変化でなく、共通オブジェクトのある別マップみたいな状態。一度のマッチで2つのマップをシームレスにつなげてやれる感じである。

これはかなり新しい。少なくとも過去のゲームで類似の体験をしたことがない。

これが一番、印象深かったかな。

 

昨晩はBF2経験者で既にBF4をある程度やっているフレに連れられフレンドで固めた分隊でプレイした。意思疎通がとれるぶんプレイしやすい状況だったのはありがたい。マップの説明を開始前にもらえたりとありがたかった。

しかし自分のプレイはひどい惨状。まともに戦えず戦況も読めずシッチャカメッチャカ。K/DもSPMも愉快なことになってただろう。が、まぁ比較的勝ち試合が多かったのでそれを回復薬やショックパドルで支援するだけでそこそこのスコアはとれ……たこともあった。

得意の遭遇戦における撃ち合いはまぁまぁだったが、防御ラインをしっかり組まれてる状況で蜂の巣にされたり、遠方から狙撃されたり、交戦距離の開いた状態での撃ち合いで敵を捉えられずやられたり、実にnoobであった。

FPS勘とAIM勘を取り戻しつつBF4というゲームを理解していかねばならないね。

 

しかし正直OriginでDeluxを定価で買うのは勇気が必要だったが。これは大正解だったようだと思えた、楽しい初プレイだった。

ファーストインプレッションはこんなところだが、ゲームをある程度理解すところまで、さらにゲームを知り尽くしたと思うまでやりこんで、それでこの気持が変わらないことを願う。

対戦マルチFPS初心者のための覚書

 

FPSはどうもマニアのゲームと非FPSerには思われている気がする。かくいう自分も昔からPCでゲームをやっていたくせに、FPSはマニアのゲームで自分とは関係ないと素通りする日々だった。出たばっかのQuakeとかリアルタイムでやってたらなぁ。

さておき、FPSは難しいというイメージがFPSをやらない人をFPSから遠ざけてる気はしている。格ゲーやRTSや2Dスクロールシューティングみたいな難しいゲームというイメージは、e-sportsの一角をなしているせいかどうしても付きまとう。

しかし意外と、FPSは簡単操作のゲームだったりする。

なにせ操作はシンプルで、複雑な入力は必要とされない。的に銃口を向ける照準操作――AIMもマウスをグリグリするだけだ。普段からマウスをサクサク動かしてる人ならそれほど困難を感じる操作ではない。難しい、と思うのはそれをコンマ何秒の世界で行う上級プレイヤー同士の対人戦闘を基準に考えるからだ。とりあえずシングルプレイする分にはそれほど操作技術を要求するわけじゃない。

ただまぁ、FPSは対戦してなんぼ、とはやっぱり思う。

そう言うと、やっぱり敷居が高い、って思うかもしれない。その認識には、確かにYESと返すしか無い。

ただ。

それは、間違っても操作が難しいから、では無い。

FPSは突き詰めていけば細かくAIMを制御するゲームだが、実はその領域に到達する前に身につけるべきことはいっぱいある。

そもそも、究極的にはFPSというのは敵が出てくる前に、敵が出てくる場所へ予め銃口を向けておくゲームだ。敵が出てきてから銃口を慌てて向けるゲームではない。本質は読みのゲームだといっていい。

敵がどこにいるか、どこで会敵するのか、というのが初級レベル。どこに引きこむか、どこで襲撃するか、と自分の意志で状況のコントロールを試みるようになって中級レベル。上級者たちは互いがそういった駆け引きをしていることを前提でさらに動く。

結局のところ、FPSというのは位置取りゲームという側面に落ち着く。状況により動的に変動する有利な場所不利な場所、その変化をマッチの流れとともに掴みながら上手くコントロールを試みる。敵味方が互いにそれを試み合うことでできる流れの奪い合い。そこに上手く絡んで戦況のコントロールしチーム勝利へ貢献する、ってのが、それこそが対戦FPSの醍醐味だ。

操作がどうこう以前に、頭をつかう部分のほうが大きい。それはたとえ無限リスポーンの殺し合いゲームだとしても、だ。最もゲーム性が低そうなルールですら、FPSというのは駆け引きのゲームであって早撃ちゲーではないのだ。

繰り返す。

FPSは駆け引きのゲームであって射的じゃない。

 

そんな訳でもしFPSを始めてみて、シングルプレイにもなれマルチを始めよう、っとなった時は。

早撃ちをするぞ、と意気込む前に。

移動の仕方を覚えて欲しい。位置取りの取り方を考えて欲しい。マッチの流れを感じて欲しい。そしてこういうのは、まぁ理屈っぽく語れるかもしれないけど、論理ではない。

勘だ。慣れだ。場数だ。

こういうのは一度なにかのFPSで慣れれば、ある程度は他のFPSでも通用するようになる。

しばらく苦痛だろうけど、割りきって。

死んで死んで死にまくりながら、上手いなと思う人の動きをよく見て覚えよう。

それも会敵してからの華麗なAIM操作ではなく、それ以前の動きを。戦ってるのはどこだ? 移動する時注意しているのはどういったことだろう?

上手い人のプレイ動画なんて最高の教材だ。最近のゲームに多いマッチの記録を映像で残すシアター的な機能も最高だ。

 

 

頭を使おう。FPSは射的じゃないし早撃ちでもない。位置取りだ。駆け引きだ。

死にまくって途方に暮れてるシューターや個々の戦闘では悪くない戦果を上げてるのにマッチとしてはさっぱりまけてばっかりなあなたに贈る言葉だ。

あ、あと。

かつて初心者だった自分に捧ぐ。

(突撃して一人以上道連れにして死ねばいいってもんじゃないんだぞほんと……)