絶賛墜落中の空中遊園地

大地とキスするまでに遊び倒せ

The Lord of the Rings: War in the Northのファーストインプレッション

積みゲーを崩そう強調週間実施中。

 

確か何かのバンドルでついでに手に入れたと記憶しているが、山のようにある積みゲーの1つであるThe Lord of the Rings: War in the Northをプレイしてみた。ジャンルとしてはアクションRPG、内容はタイトルから分かる通り、指輪物語のゲーム版だ。

といっても指輪物語を読んでない自分はあんまりその辺で期待がないので、まぁよくあるARPGだな、位のイメージでプレイ開始。

ゲームを立ち上げてとりあえずオプションを、とやってる間でこのゲームはマウスとキーボードで操作するようなゲームじゃないと判断しXbox360のパッドを接続。以下、パッドにてプレイ。

ゲーム立ち上げるとキャラクターの選択を要求される。3人いるんだけど、だれでも良い。いつでも好きなキャラに変えられるし、選ばなかったキャラもNPCとしてついてくる。見た目とゲーム的なキャラ付け(見た目で大体想像できるはず)で選んで良いと思う。自分はドワーフのおっちゃんを選択。

ゲームを開始するとムービーと会話のカットシーンの畳み掛けを受ける。大作系のRPGは洋の東西を問わずこんなのばっかになって久しい。自分はこの手のが嫌いなので少しイライライしながらゲームスタート。

ゲーム内容は街にいる間はお使いゲーの様子。うろついて指定された場所で指定されたNPCと会話カットシーン、また移動して会話カットシーン、の繰り返し。ダルイ。R1でダッシュできるけど、ダッシュしてももっさり移動なので余計メンドイ。この辺で投げそうになった。

ただ、ARPGなら本番は戦闘だろう、ということでなんとか戦闘マップへ移動。

こちらはボタン連打でだいたい片がつくもっさり空間アクション。ただまぁ、アクションを名乗って良い程度には読みとタイミングが必要なのでまずまず。

で、どうやらコンボを上手くノーダメで入れると経験値が多くはいるようで、演出もなんかつくのでそこそこの爽快感がある。ただ操作がもっさりなのと相殺。あと、アクションゲーマーとしてプレイイングスキルが高いほどRPG的なメリットが増大してキャラが強くなる、つまり上手いプレイヤーほど戦闘がよりぬるくなる作りはどうなんだろ? と思う。プレイヤーチートは下手な人間に与えるべきだと思うけどなぁ。

ただ、戦闘そのものは近接の剣戟戦闘と遠距離のTPSな射撃戦闘をシームレスに繋げてて上手いと思う。この部分だけはダークソウルやドラゴンズドグマにも見習って欲しい。

マップは見えない壁がやたら多くて移動ルートが限定される上に、進路と別の方へ行くと何か落ちている、という面倒な作り。隅々までもっさり移動で探索することを強いる割に、楽しくないというよろしくない作り。

ボス戦も自分がプレイした範囲だとそれほどアクション的に工夫があるボスではなく、攻略する爽快感はない。

ならばARPGならではのキャラ育生は……というとどうやらこちらはCRPGの伝統に則った作りでキャラパラメータとスキルをそれぞれ別にレベルアップで与えられるポイントで強化していく作り。悪くはないが、目新しい点も皆無。

戦闘マップはラストにボスがいて、クリアすると次の非戦闘マップへ、という作りのようだ。非戦闘マップでは会話カットシーンの嵐。

とまぁそんな感じで、印象は良くないゲームだ。

ただ、一応それなりの時間プレイした程度には遊びやすさに関して気が使われているゲームで、間違っても品質の低いゲームではない。そこは強調する。

ただ、あまりにも秀でた点のない凡庸なゲームで、あぁキャラゲーなんだなぁ、というのが素直な印象。他の媒体のコンテンツのゲームって必然というか凡庸なものになる宿命だよねぇ……

 

そんな訳で、ガンダールヴが出てきた当たり(多分まだ序盤)でプレイは中断されそのままである。んー、どうしても気になったら続きをやるかもしれないが、指輪物語別に好きじゃないし、このまま放置するかなぁ、と思われる。

Bioshock Infiniteクリアしました

Greenman gamingで66%OFF*20%OFFという破格のセールやってたので購入したBioshock Infiniteをクリアした。難易度はノーマル、攻略情報一切見ないでプレイ。

ストーリーに関する批評を割と目にしたイメージだったけど、実際にプレイしたら個人的にストーリーは最悪の部類だったのでなかったことに。

で、それ以外、ゲームとしてどうだったのかって話でも。

 

まず目についたのはストーリーアドヴェンチャー的な演出。

かなり露骨にプレイヤーの行動を絞らせて決まったストーリーの上をレールから外れられない列車のごとく走らされるのはあんまり好きじゃないのだが。ゲームのパートとストーリーのパートがシームレスかつ常にプレイヤーが操作する状態として進むので悪くない感じだった。

プレイヤーキャラがよく喋ってストーリーに介入するのもFPSとしては珍しい。場面ごとに次なにをすればいいのかプレイヤーキャラが喋って教えてくれるのも親切。

 

それからBioshockって滅びた街を探索するゲームだったんだけど、Infiniteは生きてる街が相手なので探索パートが結構楽しい。そこにある生活感をある程度感じさせるくらいには街も作りこまれていたし。

また探索して回るとプレイヤーの有利に働くアイテムが手に入る作りだったので、なんだかんだで隅々まで探してしまった。ちょろちょろとそうすることで見つかるサブクエスト(って名前だがオマケの目標くらいのイメージ)もレールシューターって前提を崩さない程度に探索要素を足して見せてて悪くない。

 

で、一番大事な戦闘部分。

Bioshockて個人的イメージはちゃんとしたリアルっぽいニュアンスの銃を撃つFPSなのに魔法があるってのがポイントで。銃器で闘いつつ、ここ一番で魔法攻撃して進むってのが新鮮だった記憶があるのだが。Infiniteは魔法ってよりSF系のFPSによくある補助スキルって感じで、あくまで銃器での戦いがメインって印象だった。

それより驚いたのがスカイライン。

作中の舞台は空中に浮かぶ都市なのだが、そこには空中にレールが貼りめぐされていて、そこに飛びつきぶら下がりながら滑って移動するってのを多用する事になる。他には高いところにフックがあるとこいつにも飛びついてぶら下がることができる。フックをたどって移動ってのも可能。

で、これが随分と高いところにあるのだが。飛びつくのに使う道具(ちなみにこいつは近接攻撃の武器も兼ねる)が磁力で引きつけられるという設定だそうで、とにかく吸い付くように一気に移動する。これのスピード感がかなりキモチイ。高いところから下へ向けて飛び降りながら近接攻撃して必殺したり、素早く場所取りを変更しながら攻めたり。このジャンプってんじゃ生ぬるいような跳躍と高速移動を絡めたアクション部分がかなり爽快で楽しい。空に浮かぶ空中都市って舞台設定と合わせて実によく機能していた。

これが今作の爽快感の胆だったかな。

 

他にはコンパニオン。

エリザベスって名前の女の子が道中をほとんど共にするんだけど、この子がよくある仲間NPCとは異なる存在感を持っている。

例えば、プレイヤーがピンチになると回復薬や弾薬を投げ渡してくれる。普段でもお金を見つけると投げ渡してくれる。このエリザベスから投げ渡してもらうのは普段アクティベーションに使うキーを押すだけで自動でエリザベスへ振り向いて受取り、もとの向きに戻る。忙しい戦闘中でもテンポを悪くすることがない。

例えば、その辺をウロウロしてるとエリザベスも自分で勝手にうろついてその辺にあるものを眺めたりとモーションがいきいきしている。ロックピックを見つけると拾うように促してきたりする。

例えば、プレイヤーキャラにはできない鍵開けや暗号解読なんかをやってくれる。その過程でプレイヤーキャラと会話するけど、その呼吸もゲームが進むに連れ阿吽の呼吸となっていって面白かったり。

とにかく存在感のある相棒として終始ついてくるのでなかなか新鮮だ。アクションゲームの仲間NPCって単についてくるだけの邪魔臭い存在なことが多いけど、よくしゃべるしプレイヤーに関わってくるしで目新しい印象だった。

 

ということでストーリーのオチにがっくりこそ来たものの、なかなか楽しめたアクションシューターだった。

ただ、ノーマルはFPSやる人間にはちょっとヌルすぎた。最後の戦闘以外まったく歯ごたえを感じなかったし。銃の精度も妙によく、腰だめのままでもかなり当たるし、敵AIもお馬鹿で基本引き撃ちしつつ遮蔽物を使えば棒立ちのまま頭を砕かれ死んでいく。弾薬も基本潤沢(エリザベスが投げてくれる分も勘定に入れると、だが)だし、魔法で敵の動きを止めて好きなようにもできるから道中はほぼ無双状態。強い敵が混ざると若干しんどいが、そういう時は探すと必ず爆発物(RPGとか)があってゴリ押しできる。結構ゲーム自体は大味だった。

ただ、クリアしたあと最高難易度(1999モード)が開放されたので、もしかしたら戦闘関係はそこをメインに調整されてるのかもしれない。ので、そっちをやってみたら感想は全く違うものになるかもしれないな。

 

ともあれ、なかなか楽しめたFPSだった。

正直レールシューターは嫌いで、FPSを買ってもマルチばかりでシングルキャンペーンは放置するのが常なんだけど。久しぶりにマルチのないFPSで楽しいと思えた作品だった。

Steamセールだとたぶん今年一杯はせいぜい半額になるかどうかだとは思うけれど、安くなってる時に買えば、少なくとも値段分は遊ばせてくれると思うよ。

PCゲームダウンロード購入のススメ

PCゲームはびっくりするぐらい安く買える。

ダウンロード販売が普及したPCゲーム界隈では沢山のデジタルリテイラーがセールや価格改定を駆使して大安売りやまとめ買いでお得なパッケージなんかを販売している。店ごとのセールにある程度慣れてくると、上手くセールのタイミングで半年分くらいのゲームを買い込んで安く遊び倒すなんてこともできる。

最近はゲーム側の要求スペックを満たすPCも割と安価なので、必ずしもマニアのための遊びって感じでもない。

 

ということでPCゲームのダウンロード販売を行なっている場所を幾つか挙げておく。おすすめ順で記載するか。

 

 

1.Steam

販売サイトはいくつかあるが、一番便利なのはSteam。専用クライアントがとにかくよくできていて、ダウンロードからインストール、起動準備まで勝手にやってくれる。PCゲーム初心者はもとより、慣れてるあなたも一度Steamを使うと他の手段が面倒になること請け合い。

それからセールがとにかく多いのもここ。7月と12月にある恒例の大きいセールに初めて遭遇するとびっくりするだろう。平気で75%OFFとかやるので。うっかり要らないゲームまで買い込んでライブラリが増殖すること請け合い。

セールの情報はこのサイトを見てるとまず見逃さないし過去の価格変遷もわかる。

またダウンロード販売の最大手なので、他の店で売っているのはSteamでゲームを有効化するためのシリアルキーな場合も多々ある。前述のとおりSteamは他とは一線を画すレベルで便利なので、できるだけSteamキーを買ったほうがいい。他の店の使いにくいクライアントが増えても邪魔よほんと。

 

 

 

2.Green Man Gaming (略称:GMG, 緑男)

常になにかを安売りしている店。専用クライアントもないし、Steamキーも結構売っている。クーポンコードもよくtwitterで配布しているのでチェックしておくといい。

ただ昔、とあるゲームで緑男版だけパッチが来ない、といったこともあったので。Steamキー以外は買わない方がいいと思う。まぁこれはSteam以外の全てで言えることではあるけど。

 

 

 

3.GamersGate (略称:GG)

ゲーマーズゲートもセール頑張ってる店。専用クライアントもないし、Steamキーも割りと売っている。特にSteamで日本からの購入が規制されるゲームが欲しい時など、こちらで買えば普通にSteamキーが手に入ったりするので要チェック。なんどもお世話になっている。

 

 

 

 

4.GamesPlanet (略称:GP)

ポンドなのでいまいち安くないしセールも渋い店だが、専用クライアントもないし、Steamで手に入らず他でも変えないゲームがある時の頼みの綱。たまに使う。

 

 

 

 

5.GameStop (旧 Impulse)

専用クライアントが必要なのでまったくオススメできないところだが、極希にただの値付けミス凄まじいセールをやる。

でもオススメできない。

 

 

 

 

番外1:origin

EAゲーム専用のダウンロード販売サイトとその専用クライアント。SteamのValveとEAが揉めた結果EAのゲームはSteamから消えて無くなったので、どうしてもEAのゲームがやりたいなら使わざるを得ない。BF3とか。

今のところ凄く使いにくいし、セールも渋いし、そもそも円支払いでドル支払いのサイトより定価が高いしで、使う理由は特にない。BF3やるために仕方なく使う感じ。

もっともSteamも最初は結構微妙な感じだったので、そのうち化けることをほんのり期待しよう。

 

 

 

 

番外2:uplay

UBIゲーム専用のダウンロード販売サイトとそのクライアント。UBIのゲームはSteamからでも買えるが、Steamからゲームを起動しようとするとuplayが改めて立ち上がる嫌な状態になるので良い印象は全くない。最近だとFarcry3をプレイするために仕方なく使っている。

もっともSteamも最初は結構微妙な感じだったので、そのうち化けることをほんのり期待しよう。

 

 

 

 

 

 

ちなみに買い物をする時クレジットカードを使うならPaypalを経由した方がいい。セキュリティが怪しいと思うサイトは特に挙げていないが、最初から用心するべきだ。

 

 

ダウンロード販売にすっかり慣れてしまったので、最近ではPCゲームに限らずパッケージを買うのが億劫になりつつある。回線の下り速度がある程度あるなら購入後30分もすればそのゲームで遊べる、というのはやはり便利だ。

もし未だにPCゲームのパッケージを買っているあなた、ぜひ一度ダウンロード販売を試してみよう。慣れるともうパッケージを買いに行くなんて気はなくなりますよ?