絶賛墜落中の空中遊園地

大地とキスするまでに遊び倒せ

マンマシンインターフェースは自分にチューニングするのが一番大事

FPSをシビアにやってるとマウスとマウスパッドがとても大事だ。

自分の思い通りに素早く、かつ精密にカーソルが動くかどうかはそのまま操作面でのプレイイングスキルを規定してしまう。プレイヤー自身の努力は必要だけれども、必要な努力でどうにかなる範囲とならない問題は切り分けないといけない。

 

FPSをやらなくなった間に普段使いのポインティングデバイストラックボールにしていた。作業をする分にはとにかく楽なのが素晴らしく、肩こりや腕がつるといった問題は大幅に改善した。そのため昨年の秋ごろからBF4でFPSに復帰してからもそのままトラックボールでプレイしていたのだが……

トラックボール、どうも微小な移動を精密に反映できないようで。とにかく大雑把に敵のいる方向を素早く向くことはできても肝心のAIMが精密に定まらない。レート武器の弾幕でごまかしたりして過ごしていたが、Titanfallを延々とやり続けるようになるにいたり我慢の限界に到達した。

これはダメだ、マウスがいる。まともなゲーム用のマウスが。

 

 

 

ということでまずマウスを買った。

買ったのは『Anker レーザープレシジョン・ゲーミングマウス 8200 DPI』というもの。ゲーム用途と明示して売っているマウスではやたら安い(自分の購入価格は3000円弱)が、自分のフレンドの間では悪く無いとの評価だったので試しに買った。

実際に使ってみると、DPIを細かくマウス自体に設定できる点が気に入った。細かく自分に合わせて調節しておけば、ゲームを問わず思い通りにカーソルが動く状態を作れる。やるゲームに左右されず『いつもの設定』を作れるのがマウスの利点だ。最近はゲームパッドでプレイする人も多いみたいだけれども、パッドはゲームごとに操作感が違うから辛いんだよね。単純に精密制御にも向かないし。

レーザーってのがゲーム用途として引っかかっていたが、今のところマウスポインタが飛んだりすることもなくちゃんと追随している印象。問題ないかな。マウスを以前買ったのは無難オブ無難で名高いインテリマウス3だからずいぶん久しぶりで、知らない間にマウスセンサの性能も大きく向上したんだろう。

 

 

で、マウスはいい感じだったのだがマウスパッドがダメで。

SteelSeries QcK miniというこれまた無難オブ無難みたいな布系マウスパッドをかつて使っていたのだけれど。かつて使い込んだまま放置していたせいで凄い汚れていて……嫌になったので洗濯してしまったのよね。洗濯ネットに放り込んで洗濯機でゴウンゴウンと。そしたらすっかり滑らなくなってしまってマウスパッドの体を成さなくなってしまった。

布系マウスパッドは洗濯してはいけない。覚えた。

 

コレはいけないとマウスパッドもすぐ新調した。

買ったのは『SteelSeries 3HD』というプラスチック系のマウスパッド。洗えない以上、布系は消耗品で直ぐ捨てることになるので嫌だな、と思い今回は避けた。

さて、一般に布系は止まる、ハード系(プラスチックとかガラスとか……)は滑る、というのがゲーム用マウスパッドの世界での定説だ。今まで布を使っていた関係で、滑る分止まりにくいと思われるプラ系マウスパッドで、きちんと精密狙撃できるか不安だったが……これが自分には大正解だった。

SteelSeries 3HDに変えてからというものAIMが冴える冴える。

滑る分力を抜いて動かせるので、かえってストッピングも安定する様子。DPIは更に下げることになったが、体感ではなにも変わらず楽に動かして楽に止めることができるようになった。振り向き速度も変わらず。

いや、これはいい買い物だった

 

 

ゲーミングなんちゃらって名目で売ってるものは怪しい物も多くて。

ゲーミングヘッドセットというものに普通のヘッドセットとの差異は特に無いし、ゲーミングPCなんかははっきりいってなにも知らない人に高くPCを売りつける方便だったりもするが。

ゲーミングマウスとゲーミングマウスパッドはPCでゲームをするなら買わない選択肢がないアイテムだと思う。

 

マンマシンインターフェースは自分にチューニングするのが一番大事で。

そのことをよくわかっているメーカーはちゃんと性質の違うマウスパッドを幅広くラインナップし、細かく調節が効くマウスを売っている。

マウスもマウスパッドも数百円でその気になれば手に入るものだから無駄に高価に見えるかもしれないが。FPS、それと同じくポインタの精密高速移動が大事なRTS、この辺をやるなら買って損はないだろう。と言うより買わないと損だ。

自分に合うよう調節できれば、唯一無二の装備となるだろう。その状態を整えて、初めて周りとイーブンな環境といえる。

もちろん、自分に合うものを見つけるまで一定の苦労は必要だ。他人の真似すればいいってワケじゃないからね。個々人に合わせて極めて厳密にパーソナライズする必要がある。自分はDPI限界まで下げて滑るマウスパッドを使ってゲーム側の感度を上げているけど、これが誰にでも合うかって言ったらもちろんノーだ。

ま、自分に合う道具を探す過程もゲームの一部だと思って色々と試していって欲しい。長時間ゲームをプレイしているなら、労苦に見合う以上のリターンは保証できるから、ね。