絶賛墜落中の空中遊園地

大地とキスするまでに遊び倒せ

Banishedは実績コンプを射程にとらえた

すっかり忘れていたのだけど900人実績が目前だったBanished。せっかくなのでそのまま900人実績を取りつつ最大1000人を支えられるインフラを整えて放置してみた。

これでことごとく実績がとれて、開始100年後に300人以上の人口キープの実績:Establishedをとったところで一旦終了。

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これがEstablishedをとった直後のスクリーンショット

900人実績をとった後は放置して人口が減っても気にしないというプレイ。人口を一定に保つためには老衰で減る分、出産をさせないといけない。真面目にやるなら老人の家を破壊して作り直し、それで若い夫婦を新たに作る事になる。が、ミクロ操作が面倒くさい。

人口が300人ほど増減しても吸収できる様に環境を整えておけば放置で何ら問題ないわけで、放置するのが楽かと思う。

ゆっくりやっても900人なんて60年くらいで達成できてしまうので、100年後とか200年後の実績はちょっと距離がありすぎる印象かな。まぁ、隙を見てPCをつけっぱなしにでもして200年後に500人キープの方もとることにしよう。

 

他は縛りプレイで初期拡張を成功させる実績が残っている。

山岳のスモールで50人達成とか、教育や交易や農業・畜産を縛って拡大する奴とか。いくらでもできると思うのでこれもそのうちやってしまおう。

 

 

結局、Banishedは各種ボトルネックを全部取り除きつつ、燃料と食料を目標人口を支えるために必要なだけ生産できる状況を作るゲームだ。

で、根源リソースのマンパワーを適切に使うために、人間の移動に注意を払うのがコツだった。

 

マンパワーを各種生産に振り分けつつ、流通と通勤を最適化して整える。人口を増やそうと思ってもこの辺の最適化はかなりヌルくても問題ないので、終わってみればそれほど難しいゲームではないなぁ、という印象。

慣れるまではなかなかハードに感じたけれども、立ち上がってしまえば後はルーチンを回して走らせるだけ。人口の規模が増えてもそれによって状況が別の領域にシフトするようなこともなく、ただただ数字が大きくなるだけ。人口を増やした分だけ、各種必要出力も比例する。ということで規模を大きくしたからといって見える景色が変わるわけでもなく、あんまり拡大しても面白くないゲームだなぁ、というイメージ。

まぁ、村だからね。都市じゃなく。

20ドルのゲームとしては異様に遊ばせてもらったけれども、深さは程々で延々とやり続ける懐の深さはないかな。

 

 

ともあれもうわからないことは無くなった感触のBanished。見切ってしまったということは残りは作業なわけで残念ではあるけれど、楽しめたゲームだし、気が向いた時に実績コンプを狙ってみようと思う。

Banishedは600人達成済み目指せ900人

Banishedで皆も村を作ってサバイバル - 絶賛墜落中の空中遊園地

 

Banished、Titanがfallしてきた艦これの新海域と全面戦争したりでなかなか手が出ていないが、もちろん面白いゲームなので続行している(他にやるゲームなければ一日中やるタイプの面白さ)。先日、なんとか人数実績の2段階目、600人実績を達成した。次は900人だ。このままこの村で行けるはず……

 

Banishedは特に目的意識を持たず、のんびりと村を作って眺めるだけでも楽しいのだが、そもそもの厳しめのバランスと相まって実績を狙ってプレイするのがまた楽しい。実績もまたうまいラインが設定してあり、実績を狙うことでゲームへの理解が進む絶妙な課題設定になっている。最初の人数実績300人、あれを超えるまでに結構な数のハードルがあったが、次の600人を目指すにあたって更に理解せねばならないことが多数あった。

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↑600人達成時のスクショ。予定より早い段階で600人になってしまい(移民のせい)食料供給バランスが崩壊してしまっているポカミス。ストックで20万以上あった食料がガリガリ減っているが、ぎりぎり間に合う予定

 

 

 

まずおさらいとして。

Banishedは村人のマンパワーを出力に変換するゲームだ。

そして、村人を維持するためには食料と燃料が必須資源。そのための食料と薪の安定確保が最初の課題だった。

 

食料の問題は畑を1人で最大出力が出るサイズに区切って作ることで解決した。最大サイズの正方形に畑を切って4人入れてるようじゃダメよ。長方形に切って、一人分のサイズにきちんと区切って一人だけ割り当てる。育てるものによって回るサイズは差異があるけど、区画整理との兼ね合いもあるんで作物に合わせた最適にこだわらないで回るサイズならまぁいいや、くらいでやっている。そして豆ととうきびが増える。畑の数で調整しないとな……

まだ牧畜の方で1人で最大出力が出るサイズを見切れてないので、まだまだ出力が上がる予定。漁業や採取、狩りに関しては人が余ってきたらMAX人員にしているが、これが適切かはまだ未確認。有意な出力上昇はあるのだけどね。

 

薪の方は薪割り所と資材置き場を隣接しておくのがコツだった。これで薪を置く時間的ロスが最小になる。薪割り所の前の資材置き場に木材が集まるようにすれば、木材の容易も最小移動距離で達成でき、より高出力になる。薪割り所で教育済みの担当一人でだいたい年間600~700の出力がある。ストックが一定以上ある状態を保ちつつ、早めに数を増やして人口爆発に備えたい。

 

薪の材料たる木材は営林所で賄うのがやはり正解。4人入れて植林しつつ伐採すれば森はずっと深いままになる。薪割り所との位置関係もあるので畑、家、薪割り所、営林所と森、の配置が交互に置かれる感じになるだろうか? 今回はまだどうするのがいいか手探りでやっていたので区画整理が上手く行ってないが、これからはもっと上手くやれるはずだ。

 

 

 

さて。拡大政策をするにあたって未知だったのが道具と服、それと教育。

 

道具は思ってたより損耗が激しいので鋼鉄製のが欲しいと思ったのだが。鋼鉄を作るのに必要な石炭、炭坑を掘るか交易で手に入れるかしかない。で、今回は自給しようと炭坑を掘ったのだが……炭坑、すごい勢いで道具を損耗する。これは罠だった。鋼鉄の道具は交易で手に入れるか、せめて石炭を交易で入手する方針にしないと色々と本末転倒になる。

ただでさえ炭坑(も鉱山も)は枯渇する上に大量のマンパワーを必要とする上に死亡率が上がり幸福を下げる。石切り場もそうだが、枯渇する資源供給源は罠だと思って良い。

こんな原始的でキツイ労働を自分の村人にさせる必要はない。交易で入手することにして、辛い作業はどこか他の村人に担ってもらおう。ブラック企業は国内にあると悲惨だが、外国にあって利用できるならば自国を発展させる都合の良い奴隷だ(実にCiv民的ブラック思想)。積極的に活用しよう。

そうでなくとも、Banishedに置いて交易とは運搬に一人割り当てるだけで多様な資源(それも、自力だと入手にかなりのマンパワーを奪われる石炭や鉄、石などを含む!)を入手可能なプレイヤーチートだ。積極的に活用しなければなるまい。

 

服の生産は裁縫所の出力が意外と高く、材料の皮と羊毛の確保が課題になった。意外と牛の出力が低く(人数に対して割り当ててる牛の数が多すぎるのだと思うけど)皮が足りず、なかなか最高のコートが生産できてない。狩猟をぶん回しても余る羊肉と羊毛。とりあえずウールコートを作って急場をしのいでいるが、コートは今のところかつかつで回ってるので計画の不備を感じている。課題。

 

教育。これはビックリした要素だった。

教育を受けてる人は生産能力が1.5倍から2倍になっている(職業による)。よって、最初にいる子供に教育を受けさせるよう即座に学校を作るのが正解。そもそも最初にいる村人は教育を受けてる人たちなので、彼らが主力で回してる間に学校を作って置くのが一番能率が良い。教育を受けていないアッパラパーが増えてからだと学生を養う過剰出力を出すのがより困難になるのだ。

実績に教育と交易を縛る人数実績がある意味がやっとわかったよ。教育も交易と並ぶ強力なプレイヤーチート。駆使しよう。

 

 

最後に交易。

交易所は数を増やすとトレーダーが来るペースが上がる。食料で鉄や石材を売ってくれるトレーダーがよく来ると楽ができるので積極的に数を増やしたい。今回は3つでやってみたが、もっとあって良いかもしれない。

牧畜や農業も家畜や種が揃ってからが本番。そのためにも、動き出しを早くするために交易所は早めに建てて回したいところ。

また、交易所は資材の出し入れをする関係で、資材置き場と納屋を隣接させておくのがオススメ。するとそれらを供給する場所も消費する場所も近いほうがいいので、必然的に区画整理もどうするべきか見えてくるね。

 

 

 

こんなところか。

だらだらとやってるのでちょっと時間がかかっているが、なんとか厳し目の箱庭ゲームBanished、箱庭ゲー初心者も楽しめている感じだ。

ハードコアなゲームなので誰にでも勧めるわけには行かないけど、ピンとくる人はぜひやるといい。どうせ$20なのでいますぐやるなら元は取れる。セール待ちとか言わずぜひやって村人を餓死や凍死で失って欲しい。

Banishedで皆も村を作ってサバイバル

Banishedは600人達成済み目指せ900人 - 絶賛墜落中の空中遊園地

 

 

Banished、発売前にプレビュームービーをみて「これはハマる」と確信していたゲームだが。実際に発売してみるとあまりのドハマリっぷりに自分で苦笑している。

Banished on Steam

どんなゲームかというと、国を追放された人(Banished)達が北米の山中みたいな未開拓地へ入植して村を作る箱庭シミュレーションゲームだ。

系統としてはシムシティなどの系譜であるのだけど、実際のプレイフィールは「内政しかないRTS」。これは動画を見れば一発で理解できると思う(SteamストアのページのオフィシャルPVでいいから見てみるといい)。しかもミクロ操作量勝負みたいな感じの細かい操作をするRTSAoEとか)のノリ。ただし敵がいるわけじゃないし、時間経過を落とせば操作にスピードは特に必要ない。のんびりとした操作で、しかし的確な都市設計と管理が必要なゲームに仕上がってる。

 

そう、的確な都市設計と管理が必要だ。

適当にやるとあっという間に村が滅ぶ。

箱庭シムとしては異色の、最初からいきなりシビアな、結構ハードコアなゲームに仕上がってる(故に面白い)。

 

ので、レビューなんてしてもしなくても向いてる人は自分で手にとるようなゲームなので、ファーストインプレッションはやらず、代わりに今のところ自分が手探りでやってる範囲の試行錯誤をメモ的に残すことにする。

Banished攻略! みたいな気合の入ったノリじゃないが(というか自分がまだまだ攻略はじめたばっかで人に講釈たれるような状態じゃない。あと箱庭シムは経験が殆ど無い初心者だし)、最初の人数実績300人村達成がまず無理なあなたは参考にして欲しい。

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↑初めて300人いった時のスクショ。色々破綻してるし人員割り振りもめちゃくちゃだ

 

とりあえず、まずはゲームを始めたら存在する村人を守ることから始まる。

このゲーム、敵はいないと言ったが、コレは不正確だ。正確には「自然以外の敵はいない」。自然の脅威にちゃんと耐える準備をしないとあっという間に滅ぶ。

まっさきに必要なのは以下の3つ。

  1. 食料

まず食料がないと死ぬ。難易度が低いと最初から結構な量があるが、Hardなら即座に十分な供給をしないと餓死する。以後、人口を増やしたい場合の障害はまず食料供給量となる。都市計画に置いて、食料生産は高い比重を持つ。

薪と家は要するに防寒のため必要。家は雪が降るまでに全員分が建てば良い。冬に野宿すると凍えて死ぬ。しかし冬に家があっても薪がなければ凍えて死ぬ。そして薪は使う時期に消費より多く生産するのは大変だ。不要な季節にコツコツと蓄積して冬に備える形になる。

ということで初手では食料生産施設を何か、次に薪割り場(Wood Cutter)を建てる。

その後は家を用意しつつ資材(特に木材の確保が急務(薪にするから恒常的に減る)、石材も建設する度に使うので必要分はキープする)を集めつつ。食料と薪が十分な状態で冬を越せるなら最初のハードルは超えたことになる。

 

次に考えるべきことは必要なリソースの確保。

道具(Tool)と服(Coat)は人数分必要で、一度に数を揃えるのは大変だから人数が少ない内から作りためておきたい。道具は鍛冶屋(Blacksmith)服は服屋(Tailor)で生産可能だが、鍛冶屋は鉄(Iron)を、服屋は皮(Hide)か毛糸(Wool)が必要だ。鉄は当面は地表にあるのを集めるとして、皮は鹿から手に入れるしかない(家畜は難易度Medium以上だと交易して入手するまでいない。よって羊からのみ取れる毛糸はしばらく無いもの扱いだし、牛がいれば安定供給される皮も能率で劣る狩猟に頼るしかない)ので狩猟小屋(Hunting Cabin)も早めに欲しい。

薪を作り続ける以上、木材も恒常的に消費する。木材は伐採して確保しているとそのうち地表から森林が消えて詰む。可能な限り早めに営林所(Forester's Lodge)を用意して植林しつつ伐採したいところ。また、石材や鉄を集めるのは結構なマンパワーが必要なので、伐採と合わせて計画的に指示する必要があるだろう。

 

この辺が必要分キープできる環境なら、あとは食料と薪の供給量の範囲内で人口を増やしていけば良い。

人口は若い夫婦が子供を作ると増える。戸建ての家を新しく立てると親元から出てきた若い夫婦が住み着いて子供が生まれる。よって家の数を増やすと人口が増えると理解して良い。

長屋(Boarding House)もあるが、あれだと子供が増えない。注意。

 

しかし、様々なリソースの供給が人口のちょっとした増加で直ぐ破綻するゲームなので、少しずついろんなことの様子を見ながら増やさないと大変なことになる。とりあえず自分は30人、100人、200人、300人で破綻を経験している。次は同じ轍を踏まないようにやっているが毎回崩れ方が違うのでまだまだ把握できてない、コントロール出来てないことが多いということ。この辺がハードコアだな、って部分。自分のプレイをきちんと把握して分析していかないと何度も同じことを繰り返すことになるだろう。

 

食料生産施設はどれをどれだけ作ってどれだけの人員を振るべきか考える。

人の移動と作業時間を観察して流通と通勤の最適化を考える。

人口が増えると破綻しやすいリソースをどうやって確保するか考える。

交易はいつ始める?

教育はいつ始める?

薬草や病院はなんのためにある?

酒や教会や墓地の意義は?

 

ところで、この手のゲームは根源リソースが何か*1を把握するのが大事だと考えている。

今日まで観察した範囲だと、Banishedの根源リソースは人、マンパワーだ。人の労働力を各種リソースの安定供給にどれだけ寄与させるかが勝負。

この視点からみると、一人でどれだけの出力が出るか、が生産職では大事だし、それを支えるための流通と通勤の最適化はとても大事だ。この2つは村人の動きを見てると見えてくるので観察してみよう。

自分は流通と通勤ってのはうまい人に指摘してもらってやっと気づいたことだったが、ここをじわじわ改善することで人口を増やしている感じだ。たぶんこのゲームの肝なので皆も注意してみて欲しい。

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↑比較的最近やった実験村。畑を細かく分けてたり施設と資材ストックする場所と住居の位置関係なんかに気を払っている。流通と人の移動に気を使えばもろもろの供給が破綻せずに運営できる。生産力も過剰にできるので交易を回す余力もでる。第一世代の子供から教育を施してあるのも大きい。この経験を活かして次は600人を目指したいね。

 

考えるべきこと、把握すべきことは多い。

インゲームで必要な情報は全て見れる(コンパネで表示できることと村人の挙動をみてればわかるようにできている)ので、じっくり考えて色々試そう。それが楽しい人のためのゲームだから、ね。

こちらも次は600人を目標にまた試行錯誤してみようと思う。早い人はあっさり縛り沢山の400人狙い以外終わらせているようだし、こちらも負けてられないね。

あなたの村も自然に滅ぼされないよう頑張ってください。

*1:例えばCiv4なら土地、Civ5なら幸福資源。根源リソースをどうやって利益に変換するかが戦略のベースになる